2014年、ロンドンで食材探しから奮闘した『おせち料理』、詰め方とレシピ紹介。

一昨日、ポルトガルから帰国しました~。
今日からまたいつもの毎日が始まるのですよね、
とりあえず自宅に帰ってきて「ほっ」としています。

でも、フランスの時もそうでしたが
「帰国する」というのに、その先が日本ではないのって・・・ちょっと寂しいのですよ。
まだまだ「イギリス生活をめっちゃエンジョイしてます」
というのとは程遠いのかもしれないです。


さて、三が日もとうに過ぎて今更感ありありですが
今年はわたくしかなり奮闘しましたので、記事にさせてもらいます!!

2014年・ケチャウル家のおせち料理

気付けば、ロンドンに引越してきて1か月半。

元々、学んでいた料理も洋食系でしたし、ワインも大好きだったのですが
こちらへ来てから、「和食」の美味しさと有難味を再確認しています。
今まで身近すぎて当たり前だったけれど、それが貴重になってから改めてきづくことってありますよね、
まさにそんな感じで。

だからこそ今年はなおさら「おせち料理」をちゃんと作りたかったんですよ。

でも、普通にスーパーを探してもないんですよ、おせちに使う食材が~!!
例えば「数の子」「黒豆」「かんぴょう」「煮干し」「栗の甘露煮」
これらはロンドンではおそらく有名な、日本食材店にもなくてですね、
大型の中華食材店に行って探してみたり。

そんなこんなんで奮闘した、今年のおせちがこちらでございます

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(重箱・竹製)
重箱は、前々からちゃんと長く使えそうなものがほしくて探していたんです
渡英前に「これはイギリスでは買えないだろうから、日本で購入しておかないと!!」
色々迷った挙句、普段使いもできそうなカジュアルさ、かといって安っぽくないタイプ
ということで、竹製の重箱を購入してみました。
この先、何度となく使っていくうちにいい味を出してくれることを願います。

ここ数年来、私が思うおせち料理のモットーは
・特に手の込んだことはせず、シンプルに
・家庭で手作りするのだからこそ薄味に、沢山食べて「美味しい!!」と思えるもの
 でして

なので、一部(ローストビーフなど)は数日前のおもてなしで作っていたものを使いましたが
あとは、30日の午後、主人に子供達を公園に連れていってもらっている間に(笑)、集中して作りましたよ。
レシピは去年とほぼ同じで作り慣れたものを参考にしましたので、
仕込みを除いた調理時間はトータルで約1時間半程度

そして、作った料理をいざ重箱の中へ
でも実は、作るよりも詰めることの方が難しい
特に今年は初めて使う「重箱」だったので、なおさらです。


【重箱の詰め方】

去年と同じでごくごく単調ですが
壱の重を 3×3の「市松」型
弐の重を 2×2の「田の字」型にしまして

仕切りとあしらいには、庭のグリーンを使いました
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ボウルに入れて洗剤でくまなくごしごし洗い、
さらに、あれば食品用消毒アルコールをしゅしゅっとすると完璧

↓これは壱の重ですが、
汁けの多かったり、それぞれが味濃いめの品々を詰めるこの段は、予め仕切っておくと色々と都合が良いかと。
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ホイル(今回、裏がパラフィンで表がアルミの厚手タイプを使用)で作った小箱を市松に並べ
そこに縦に折った笹の葉をホチキスで止めて、仕切りにしてみましたよ。
(ちなみに去年は笹ではなく、椿の葉を使いました)
ここまで作ってしまえば、あとは彩を考えて料理を詰め込むだけ


【壱の重】
本来は、祝い肴と口取りを詰めるそうです。
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・「紅白なます」 大根は日本食材店で購入、1本2£(約350円)にて購入
・「かまぼこ」 日本食材店で。一般的な小さいかまぼこの冷凍品、約5£(約850円)
・「出し巻き卵」
・「伊達まき」Cpicon 伊達巻☆FPとオーブンで失敗知らず♪ by 海 砂
材料となるはんぺんは、日本食材店で冷凍品の小さいものを購入。

イギリスの卵って、卵黄部分の色が薄いものが多く
そのせいか卵料理も鮮やかな黄色にはならないんですよね

これも、その材料を入手する段階で大変でした。
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・『黒豆?』Cpicon 圧力鍋で♪黒豆 by さとみわ 圧力鍋がまだ届いていないので、普通の鍋で味付けを参考に♪
・『田作り』Cpicon クルミたっぷり!●おせち・田作り● by エルン♪ 
(自分用メモ:砂糖大さじ2、醤油小さじ2)

『黒豆』がですね、こんなものしか見つけることが出来ず
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bean mixとして売られていた袋の中に
小さな黒い豆(袋には「BlackTurtle Beans」と記載)を発見しまして、
使うならこれしかないと。
黒い豆だけをつまみだし(笑)、黒豆と同じように煮ふくめてみました。
黒豆よりほっくりしていて、案外こっちの方が好みかも

そして『田作り』
これは去年、クルミ入りレシピで作ってみたところ娘がとても気に入ってくれたので、
今年も外せないと思っていたのですが
これまた「煮干し」が無い
例の日本食材店にも売っておらず、お手上げかと思いきや
郊外にある大型中華食材店の、なぜか冷蔵品コーナーにありました

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「ドライシーフード~深海の生物原の自然成長」←ぷっと笑ってしまう、日本語訳が袋に記載

色もちょっと白っぽいけど・・・
でも、普通の煮干しでした

これらも材料が揃わず…でも強行突破!!
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・『くりきんとん』Cpicon 手作りで!●おせち・栗きんとん● by エルン♪
※栗なしの「きんとん」
・『昆布巻き』Cpicon ◎あっさり鶏の昆布巻き◎【おせち】 by けゆあ
※「かんぴょう」は代用品

「栗きんとん」に使う、「さつまいも」
日本ですと、紅あずま、金時芋とほくほくの美味しいおいもが沢山ありますよね。
その、ホクホクとした美味しいさつまいもがここイギリスのスーパーには普通に無いんです!
普通に売られている「SweetPotatoes」
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オレンジ色で甘いけど水分の多いタイプ、
安納芋に水を加えて練りました~的な。
言わせてもらえばこれはもう、芋ではなくて、別の野菜です

ところが、日本の「さつまいも」が、TESCOと呼ばれる庶民派&巨大系スーパーにあったんです!!
良かったー
でも、「栗の甘露煮」だけはどこを探しても見つけることができず栗なしのきんとんに。


そして、「昆布巻き」に使う、「かんぴょう」も見つからず
代用品を探すべくネット検索したところ
「切り干し大根で代用できる」(←長さが足りず結んでみたりしたけど、切れた
「セロリの皮をピーラーで」(←それじゃ、セロリの味になるだろー

結局、得体の知れない乾燥野菜を使ってみることにしました。
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白菜の一種なのかな?
「煮干し」を購入することが出来た大型中華食材店で発見したんですよ。
食感は全く違うけど、見た目はちゃんと「かんぴょうでまかれた昆布巻き」に
(その後、この乾燥野菜を使って、豚肉とポロネギと一緒に中華風のスープにしてみたら美味でございました

【弐の重】
本来、酢の物、焼き物、煮物を詰めるそうです。
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この段は、もう自由にやらせていただきました。
皆の大好きな人気のおかずをモリモリと詰めてみましたよ

『有頭海老のあっさり煮山椒風味』
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海老は、大型中華食材店の鮮魚コーナーで購入したものを使用
これがすごく美味しくって、改めて素材の重要性を実感。
山椒の佃煮は、渡英前に友人(お寿司やさんの若女将)からいただいたものです。
調味料少な目で、美味しく作ることが出来ましたので、落ち着いたらレシピアップしたいと思います♪

『ローストビーフ 生姜&ライム醤油漬け』
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年末パーティーで焼いた、巨大ビーフ。
その残りを煮切り酒とみりん、生姜のすりおろし、ライム果汁と醤油を合わせたたれに付けておいたんですよね。
イギリスのさっぱりビーフは和の味付けにもぴったり

『スコティッシュサーモンの塩麹焼き』
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イギリスに来て驚いたのが、このサーモンの美味しさ!!
元々そんなに大好物ではなかったのですが、ここ1か月ちょっとで大ファンになってしまいまして
塩麹につけたおいたものをグリルで焼いただけなんですが
これ冷めても美味しいのですよね。ヨダレ王子もモリモリ食べてくれる一品です

『鯖の燻製(smoked mackerel)の棒寿司』
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イギリス庶民の味(なのかな?)smoked mackerelを炙って
酢飯にのっけたなんちゃって棒寿司。
年末パーティーでなかなか好評だったので、調子に乗ってこの日も作ってしまいました。
空きスペースには、カリフラワーの柚子胡椒マリネとラディッシュを添えて

【参の重】
野菜の煮物(お煮しめ)を詰めるのが一般的らしいです。
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『お煮しめ』
ごった煮風なのが、我が家の定番です。
食材ごとに煮ふくめるほうが美しく、見た目は格段に良いのですが、時短優先&味重視ということで
抜き型(船旅中)が無かったので、人参の飾り切りが出来ませんで
代わりにレンコンを花形に切ってみました。

「こんにゃく、レンコンとタケノコ(共に水煮)」は
日本食材店や中華食材店で、普通に購入できるのですが
「牛蒡」は、日本で買うよりずっと高くて(2本で約1500円)、今回かなり躊躇しましたが
これがないと味が決まりませんので、思い切って購入したのでした

やっぱり美味しいな。日本の味
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これと、シャンパンやワインに合いそうなおつまみとお料理を数品用意して
旅行中、猫達のお世話をお願いしている同じ通りに住む友人家族(日本でもご近所でした!!)と一緒に
衛星放送の生中継で『紅白歌合戦』『ゆく年くる年』を楽しんだのでした

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おせち料理他に作ったもの
『ラムと野菜のシチュー クスクス添え』『ムール貝のガーリックバター蒸し』
『スモークサーモンとアボカドの一口パイ』『ブリニカナッペ』『マロン&ショコラマーブルチーズケーキ』


来年は、もう少し早めに余裕をもって準備(←おせち食材の調達)をしようと思います。
長いドタバタおせち日記をご覧になっていただき、ありがとうございました





おまけ

ポルトガル旅行記は、また後日ご紹介させてくださいね。

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(ジェロニモス修道院)

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