ヘンリー8世の宮殿?!ハンプトンコートパレス(Hampton Court Palace)へ。

先月のとある週末、テムズ川の上流域にあるハンプトンコート宮殿へ行きました
ロンドン北部の自宅から車で小一時間ほど、中心地からは電車で約30分ちょっとの場所にあります。
ここを訪れたことのある友達がみな口をそろえて、「行ったほうがいい」「おすすめだ」というのを聞いていたので、在英中是非とも行かねばと思っていた所でした。

ハンプトンコート宮殿(Hampton Court Palace)

長女の補修校が終わって向かったので、既に敷地内の駐車場がほぼ満車。
歩いて5分ほど離れたほうの駐車場に車をとめ、馬も歩いている原っぱ(乗馬コース?)をてくてく歩いて宮殿へ

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これはまさに、私がマーケットで買ったWedgwoodのクリスマスプレートに描かれた宮殿だぁ!!

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元々は、ヘンリー8世の臣下の所有であったそうですが
あまりに豪華であったためにその怒りを買い(多分それ以外に理由がありそうだけど)、この宮殿を没収されてしまったのだとか。
ていう、エピソードがあるくらい、本当に広く立派で、宮殿を囲むいくつもの庭が素晴らしく見応えがありました

以降約500年間、その時代の建築様式で増改築をされながら、王の居城・別荘地として使われていたという宮殿です。

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(テムズ川沿いにあるので、船に乗ったりもできるみたい)

メインエントランスの左側にある、「シーモアゲート」と呼ばれる入口から入り

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と、すぐに「ヘンリー8世のキッチン(Henry VIII’s Kitchens)」という建物がありました。

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当時のキッチンの様子を見ることが出来ます。
肉をさばいたり、煮込んで、パイを作って・・・当時からイギリス料理はシンプルで味付けも塩だけ、だったそうですが

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時として約600人もの食事をまかなっていたというキッチンは、思いのほか広~~く天井も高い素敵空間でした

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当時の衣装をまとった方々がそれっぽく働いているのも面白かったです。
実際にこのキッチンのかまどに火が炊かれる日もあるそうですよ~

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また、キッチン奥にあるショップ(観光案内所の隣)、品そろえやレイアウトがキッチン関係に関わるものが多く
個人的に見てるだけでも楽しい雰囲気がありました。

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イギリスに住んでおらずここに来たら、ビールジョッキとか買っちゃいそう。笑
ショップの隣には、ワインセラーがありました。

思いのほか楽しいキッチンを見た後は、私たちも腹ごしらえ

ファウンテンコートにカフェレストランもありましたが、混んでいたので
「さくっと食べよう」ということで、レジ前でオーダーする食堂みたいなカフェみたいなところでいただきました。

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ファラフェルラップに、子供用ランチパック(色々選べて沢山あってお得!!)、
当時から食べられている「ステーキパイ(中にビーフシチューが詰まったパイ」には、たっぷりのマッシュポテト&マッシュピー。
ビールも忘れずに・・・
期待値が低かっただけに、思いのほか満足

お次は、「チャペルロイヤル(王室礼拝堂)」へ。
入口にはヘンリー8世の3番目の妻、ジェーン・シーモアの紋章が掲げられています。
(←待望の世継ぎ男子を出産したのちすぐ亡くなってしまった奥さんです…)
チャペル内は撮影禁止のため、天井のブルーと金がとても印象的でした。
ちょうどバイオリニストがコンサートをしていたのかな?偶然演奏を聴けてラッキーでした

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(左がチャペルコートガーデン、右がチャペル入口)

チャペルの隣には、チャペルコートガーデンがあります。
手入れをサボったような植栽と緑と白のぐるぐるラインを見て正直「なんだこりゃ・・・」という感じでしたが、
当時はこれが流行りでもあったのかな~?

こちらは建物の中庭のひとつ、「ファウンテンコート(Fountain court)」

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このファウンテンコートに面した部屋の中に、チョコレートキッチンやチョコレートルームと呼ばれる場所がありました。

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(チョコレートルーム)

当時、「チョコレート」は現在みられるような固形の食べ物ではなく、飲み物だったそうです。
それに加えた「砂糖」同様、貴重かつ高価な物であった為、王や特権階級の人々にとっては美味しく健康な飲み物であるのと同時に、権力を誇示できるもののひとつだったのですね。

ここから、敷地内にあるいくつかの庭園巡りをしました。

「グレート・ファウンテン・ガーデン(The Great Fountain Gardens)」

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現在噴水は一つしか残っていませんが、17世紀後半のウィリアム3世とメアリ2世の共同統治時代には13もの噴水があったそうです。
ユニークな形にかりこまれた大きな木がおもしろい!!

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一度見たら忘れられない風景でした。
この庭園で馬車をひく馬も大きかったな~

「プリヴィ・ガーデン(The Privy Garden)」

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宮殿の南側に面した、こちらも噴水を有する大きな庭園です。
その名の通りプライベートを意味するお庭で、ヘンリー8世の為に作られて以来、バロック様式に変えられ現在見る姿になったそうです。

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ところどころに咲くバラやラベンダー、白い彫像、規則的に剪定された木々、
まるで本の中の挿絵のような庭園でした。


大きな庭園は以上の2つで、あとはコンパクトな素敵庭園でした。

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この3つの庭園には、入ることが出来ませんでしたが、
ちいさな池がある2つの庭園は低い位置にあっていろんな方向から見下ろすことができました♪

ここも見どころのひとつらしいです、「ぶどうの巨木(The Great Vine)」

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写真がひどすぎますが(笑)、この木は1768年に植えられたそうです。
毎年収穫され宮殿内のショップで買うことが出来るそうですよ。食べてみたいな。

実は、けっこう時間が押していて、建物内はぱぱぱ~っと見ることになってしまいました・・・反省

まずは、「ウィリアム3世のアパートメント(King's Apartments of William III)」から。
その入口の階段が圧巻でした。

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当時の流行最先端であったフランス、バロック建築を取り入れているそうです。
ロンドンにあるセントポール寺院の再建で知られる建築家、クリストファーレンが手掛けたそうですよ。

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武器が壁にずらーっと飾られた部屋、王の寝室、廊下。

次に、クロックコートと呼ばれる中庭へ

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ここにある印象的なものが、面白い形の噴水です。
「ワインの噴水」と呼ばれ、ヘンリー8世がなんとこんな噴水でワインをふるまったことがあったのだとか。

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名前の通り、その時計がかっこよかったです。
また、隣接するベースコートでは、夏季の恒例イベント野外コンサートかな?準備がされていました。

次はいよいよ「ヘンリー8世のアパートメント(Henry VIII's State Apartments)」

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入って最初に通る場所が、まるで教会のような「グレートホール」
通常は臣下の食堂として、特別な時には写真ようにタペストリーがかけられ舞踏会会場にもなったそうです。

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さすが演劇の国、役者さんによる劇が行われていたり
ヘンリー8世が最後の王妃キャサリン・パー(賢い女性で、彼と2番目の妻アン・ブーリンとの間に生まれたエリザベス1世に王位継承権を復活させ養育した)と結婚したのもこのハンプトンコート宮殿だったそうです。

また、「ホーンテッドギャラリー」と呼ばれる、幽霊スポットがあるそうなんですが、写真を撮り忘れ。
(ここではヘンリー8世に処刑された5番目の妻の幽霊が出るそうです)

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最後は、「メアリー2世のアパートメント」です。
ここは夫のウィリアム3世と同様、バロック様式で造られた豪華な部屋が続いていました。

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オランダに嫁いだ後、祖国から王となることを請われ、夫と共同統治であることを条件に引き受けたメアリ2世。
実父である前王を退け夫と共に王位につき(いわゆる名誉革命)・・・とか、昔世界史習ったことをおさらいしてみたくなりました。

といったところで残念ながら、この日はここで時間切れ

他にも、シカが放し飼いにされている広大な「ホームパーク」(ここで毎年フラワー・ショーも開かれるそうです)、巨大迷路を楽しめる「野生園」、カフェを有する「ティルトヤード」、ローズガーデンや子供向けのプライグラウンドなど、
家族連れでも楽しめそうな場所がいっぱいあるようです。

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半日では足りなかった…。
季節を変えて庭だけでももう一度行ってみたいな~
ハンプトンコート宮殿、おすすめです


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